懐かしいキ●ガイな記憶が蘇った。
あれは、1998年のパソコンを覚えた今頃だった。
当時住んでた、近くにポロロッカというスーパーがあった。
その売り場で、ある物を目にした瞬間
子供の時の記憶が蘇ったのを今でも鮮明に覚えている。
おれは動けなかった。
蘇る記憶の勢いと目からの情報に思考が停止状態だった。
ある物とは、 練乳  である。
子供のころに異常に好きだった。
初めて食した日から俺は“練乳”にメロメロになったのだ。
毎日、食べたかったが、母親が許さなかった。
その反動が1998年に売り場で目撃した時におきた。
俺は、練乳が コンデンスミルク などどいう
おしゃれな言い方に変わっていることに驚いた。
しかし、口の中で味が蘇り4種類あったコンデンスミルクを
全て購入した。
直ぐに家に戻り、俺は缶切りで開けた。
スプーンで思いっきり食べた。
むせる様な甘さだったが、4種類全て少しづつ食べた。
翌日からは、狂ったように食べた。
ある時は、常温で食べた。
ある時は、温めて食べた。
ある時は、冷やして食べた。
パンにも塗った。かき氷にかけた。ご飯にも塗った。
苺にかけるのは、好みでなかった。
ふわふわせんべいは別格に美味かった。
かなりの中毒性があると踏んだ。
多様な食べ方の中で俺は、常温そのままを好んで食べた。
森永のコンデンスミルクが一番好みだった。
チョコ味のコンデンスミルクは外道だと思った。
そんな時に、チューブタイプの存在を知った。
すぐさま購入し、俺は常時携帯した。
それからは、いつでもどこでも好きなだけ吸った。
映画館にも持って行った。
バスにも電車にも持って行った。
デートにも持って行った。
焼肉屋にも持って行った。
フリーマーケットにも競市場にも持って行った。
覚えたてのパソコンで 練乳 についても調べた。
毎日、毎日、練乳で頭が一杯だった。
気がつけば
62キロの俺が75キロになっていた。
俺は、感動した。
甘い物を食べると太るのは知っていたが
体感したのだ。
今思い返すと
かなり狂ってた。
そんな記憶を今朝思い出したのだ。
今日は、練乳をあてに酒でも飲もう。