フェースブックで
おもちゃ塾を開いている。
なにを書いているのかと聞かれるので
今日のおもちゃ塾をブログにアップします。
第11話である。
企業物・不二家ペコちゃん・・・・30万円
1950年代後半・・・・カウンターディスプレイ
材質・セルロイド・大きさ・42cm
特徴・・・板バネ式
不二家のペコちゃんと聞き、ご存じで無い方は、居ないと思います。
それくらいに有名であり、企業マスコット戦略という、観点では
大成功した会社ではないでしょうか?
コレクティブルな世界への登竜門的な位置づけでもある。
女性の方、お年を召されてる方、高校生、大学生
お兄さん、おじさま、と様々である。
しかし、これらのもっともコレクター人口の多いジャンルで
アンティークペコを集めるのはごく一部である。
訳は
このペコちゃんですが、コレクター泣かせのジャンルでもあります。
理由は簡単であり、非常にアイテム数が多いのである。
1キャラクターでは、最高のアイテム数でしょう。
値段の幅も最近の物も入れれば数百円から数百万です。
なので、どうしても限られた人になってしまうのである。
ちなみに、これほど人口とジャンルの多いペコだが
誤解を恐れずに言うと
私がいう、ペコちゃんとは、1950年代から1970年代後半までだ。
それ以外は、新物であるので、ジャンルが少し違う。
決して新しいペコちゃんや安いペコをバカにしているわけではない。
1980年代に入ってくると、不二家さんも
コレクター狙いの商戦を始めるのである。
例えば
これだけ買えば、このペコちゃんが貰える
点数券を集めれば買える権利がある
抽選でプレゼント
とうである。
企業とすれば戦略であり利益確保の立派な経営だとも思う
一方で
コレクションして下さいと言わんばかりのアイテムを目の前に
置かれてコレクションするのは、少し違うとボクは考えているのである。
理由は簡単で
集めると決めれば誰でも集めれるからだ。
やはり、その時代に一つ一つ手作業で作られた
ペコと
中国や売り上げ狙いで作られたウケやカワイイを売りにした
ペコちゃんとでは、重厚さや時代背景が無いのである。
つまり
不二家が無名から全国区になるのに
このペコちゃんを看板に不二家を全国区にするという姿勢と
全国区になってから
ペコちゃんを上手く使い
売り上げ確保や利益確保で
上記のような販売方法で作られるペコちゃんとは
意気込みが違うのである。
話が、それたが元に戻ろう。。。
ペコちゃんは、長い歴史ので中で様々に変化してきたキャラでもある。
簡単に説明すると
最初期は、紙の張りぼてになる。
↓
アンチモニー
↓
セルロイド
↓
ソフビ
となる。
ペコちゃんコレクターを泣かせる理由はアイテム数の他、
組み合わせがあるのである。
例えば
セルロイドにポリ台
セルロイドに木台
アンチ頭にセルロイドボディ木台
オールアンチ木台
ソフビ木台
ソフビブリキ台
ソフビプラ台
と、そこに大きさや色、パーツ仕様が入ってくる。
これは、まだ入り口程度でもある。
基本である。
もっと深くに入るとまだまだ恐ろしい事になる。
全て揃えると
軽く数千万円は行くのである。
少し長くなってしまったので、
次の機会にペコちゃん道を書こう。