おもちゃ塾 第35話
鉄人28号初の立体人形
幻のアンチモニー鉄人28号
相場・・・100万円~
年代・・・昭和34年
メーカー・光文社
素材・・・アンチモニー・またはアンチン(鉛)
備考・・・誌面販売
この鉄人がキャラクターとして
初めて誌面販売された物です。
昭和34年に雑誌【少年】から
鉄人28号が単行本販売になるにあたり
誌面販売されました。
実は、これには色々と問題があり
初期販売は300体でした。
のちに第1期販売分と呼ばれることになる。
初の誌面販売ということもあり
塗りの丁寧さ、鉄人なので重厚さ迫力
腕可動により、鉄人自慢のガオポーズ
素晴らしい観賞用の人形だった。
この観賞用というのに
拘り肝心の耐久性について
考えていなかったようでした。
あくまでも購入するのは子供たちなのだ。
つまり
鑑賞でなく遊んでしまうのである。
この、腕可動が問題であった。
腕を回して遊ぶと壊れるという欠陥があったのです。
直ぐに回収しました。
残っている記録では
販売数300体に対して280体程は回収したようです。
つまり、第1期販売分は、20体しか世に出まわらなかったのです。
その20体が今なお現存しているとは考えにくいですので
現在では入手は、ほぼ不可能でしょう。
故に【幻のアンチモニー鉄人28号】なのです。
そして
修正版の2期販売になるのです。
ちなみに
第1期・・・送料込み350円
第2期・・・送料込み400円
雑誌自体が120円でしたので高額でした。
1期はモチロン、実物を見たことないですが
雑誌には写真記録として残っていますので
写真だけ見ると大幅に2期は改良されました。
この2期
背中にロケットがあり
なぜか取り外し可能システムにしてあり
これが現在での問題点で
子供が遊んでいたのでロケットが紛失しているのです。
当店も今までアンチ鉄人は3体入荷しました。
うち
1体のみです。完品は。。
第1期版がもし、世の中にあれば
凄まじい値段になるかと思われる方も多いでしょうが
恐らく
マックスで150~200万円位かと思います。
珍しすぎると詳細を知っている方が少ないので
どうしても値段に反映されにくいという
不思議な現象が起きるのです。
珍しい=高額
が成り立たない理由として
FBで以前におもちゃ塾で書かせて頂きました。
時間ある方は逆上り探してみてください。
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