更新が遅くなったのには訳がある。
初回に書いた通り、書く気になったのには
・久しぶりにこの状況になった
・似たような話を知り合いが突然言ってきた
・同じ経験の人間が世の中に居た
であるが
この似たような話をしてきた知り合いに
オレもそんな体験があり、ブログに書いてるねんと
話そうとしたら、気持ち悪くなるのである。吐き気である。
なんか
怖くなったりしたのである。

書くのを躊躇したのである。

第1話
第2話

を、読んでいたから下記を観て頂けると
話の流れが分かります。
そして
彼女の横の鳩時計に一番最初に違和感に気が付いたのである。
本来は Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ という風にローマ数字円周になりながら1から12まであり
鳩の出口の真下には
welcome
と書いているはずなのだ。
しかし
welcome が、記憶をたどっても大体しか思い出せないが
・夏:回/% みたいな感じになっていた。
俺は、彼女に『なんで?なにこれ』と言ったような事を話したと思うが
次の瞬間、泣きだしたのである。
そして家を出て行った。
なんで出て行ったのか?なぜ泣いたのか?何にも分からなかったが
その後に色々と考えると
おそらく俺の事は記憶にないのか?
知らぬ顔を観るような感じではなかったのだが。
知らない言葉の分からない子供が家に居たから
怖かったのだと思う。
そして
俺は、4階の自宅へ駆け上がった。

やはり、予想通りに4階に上がると
また、階段があった。
例の最初に書いた5階があるのだ。
上がろうかと考えた瞬間
強烈な吐き気が襲ってきた。
そして
吸い込まれて行くような、目眩である。
俺は、これはイカンと思い
1階へ駆け下りた。
氷屋!
と強く頭に鮮明に文字が浮かんだのを覚えている。
俺は、子供心に氷屋が妖しいと感じていたのである。
そして
あまり、記憶がなく何故そうなったか分からないが
いきなり
1階の自転車置き場に居た。
建物をでて
道路に出たのを覚えている。
氷屋に向かった。
氷屋の看板には
また、意味不明な文字が並んでいた。
行◎・喜 みたいな感じだったと思う。
俺は、怖くなり、氷屋へ入るか躊躇した。
すると
踏切の向こうから自転車が来た。
俺の後ろを通過した。
特に向こうが彼女の様に俺を観ること無く
普通に通過した。
通過したが
違和感を感じた。
そして、氷屋から台車に氷を乗せて見知らぬ人が出てきた。
そして
俺を観る事も無く
台車で横切った。
また、違和感を感じた。
気が付いた。
それは、音 が違うのである。
自転車のこぐ音、台車の押す音が全く聞いた事のない音なのである。
後に考えた結果
恐らく、自転車や台車の素材が違うのである。
俺には知らない素材でできているのである。
車も通った。
車は、後方半分が大きめの作りになっていた。
人も通った。
歩いてる人の言葉が分からない。
文字も読めないが、所々が日本語なのである。
意味が分からないだけで
地球であり日本であり、オレの地元なのである。
そして
匂い に気が付いた。
何んとも言えない、リラックスできるような匂いで
今まで嗅いだ事のない匂いなのだ。
あと、
上手く言えないが
空に奥行きがあった。
遠くて広いのである。
空色というよりかは、奇麗な海にのような色で
空というよりかは、海かと思った。
この辺りで
おれは、気が付いたのである。
時間軸の違う世界に来たのだ。
つづく
次で最後です。