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先に言っておくが
俺は、オカルトの類は一切信用しない人間である。
今から30年近く前のことだ。
初めて口外することになる。
口にするには理由があった。
その日は、特にすることが無く
何故か、仮病で学校を休んだ。
母親は、仕事に行きオレが一人で留守番をしていた。
今は、もう聞かなくなったが、オレが小学校の頃には
ハイツと呼ばれる建物があった。
4階建てのエレベーターも無い鉄むき出しのドアの付いた寂しい建物であった。
簡単にいえば小さなマンションのような物で団地に近い間取りだ。
そのハイツでは、子供の時から色々な現象が起きた。
4階建なのだが、なぜか時折、5階があったり、1階に降りる時も
3階が2回あったりした。
子供心に怖くて母親には聞けなかった。
一番記憶に残っているのが
小学校4年生の時だった。
そのハイツの1階が氷屋だった。
そこへ、家のカギを借りに行った。
当時は、カギっ子だったのだが、落とすので
氷屋が家主でもあったのでカギを母親が預けていたのだ。
氷屋の奥の居住地スペースに行くときに
一瞬白い細い光の柱が死角からピカッと無数に光、真っ暗になった。
次の瞬間に奥の部屋から不思議な奇麗な音が聞こえてきた。
そして、知らない人たちが沢山いた。
鮮明に覚えている。
そばかすだらけのシスター
白衣を着た人数人
男性のスーツを着た女性
なぜか、号泣している老人と子供
そして
みんな奥の部屋に行った。
カギが必要なのでボクも奥部屋に行った。
いつもの扉横のカギを吊っている棚の部屋が
最奥の部屋である。
しかし、そこへ行くと誰も居なくて
家主さんの奥様が焼飯を作っていたのである。
何事も無かったように奥様がカギをボクに笑顔で渡した。
怖くなって、カギを受け取り家へ急ぎ足で帰った。
冷静になれば、そんなに沢山の人が集まれる程
広くなく、3人で廊下は一杯のスペースだった。
なぜ、そんなに沢山の人が集まれたのか?
俺は、後日そればかりを考えていたが
そんな、奇怪な現象も小学生という楽しい毎日で忘れて行った。
そして
2年が経過し、記憶の彼方に消えていた
それを思い出す奇怪な現象が何なのかを知って行くことになった。
つづく・・・。